志賀高原ビールの醸造をはじめた時、実は定番にしたかったのが "ヘレス" だとは、もはや誰にも信じてもらえないかも。長年つくりたかった、そんな大好きなやつを、ついに真面目につくってみました。
そのあたりの経緯は
こちら。
5.0%、IBU15。
「ホップ」のイメージが強いぼくらのビールですから、「お前にそれは求めてない」といわれそうですが、実は醸造を開始する際に、定番にしようか迷った大好きなスタイルがヘレスだったということは昨年書いた通りです。
「自分たちが飲みたい最良の食中酒」を目指すぼくらにとっても、こいつはぴったり。
売れるかどうかよりも、自分たちが飲みたいので、再登場というわけです。
志賀高原流のヘレスですが、かなりスタイルに忠実にまじめにつくりました。
アメリカンホップとかはつかわずに、ドイツの伝統的アロマホップと自家栽培の信州早生のみ。
ホップの量も決して多くはありません。
モルトの配合には、ぼくらなりにひとひねりしていますが、基本はドイツ産のピルスナーモルトが中心。
デコクションとクラウゼニングという、伝統的なドイツの製法仕込んで、じっくり約60日間の熟成を経てのリリースです。
無濾過ですが、いつものぼくらよりもクリアな淡いブロンド。
モルトの味と香りに、心地よいノーブルホップのニュアンス。
どちらも、決して主張しすぎずに、スッと引ける飲み味。
といっても、水っぽさとかは皆無。
大きいグラスやジョッキで、何杯も飲みたいやつです。
というわけで、守備範囲もかなり広くて、
「ビール飲みたい!」
っていう、ほとんどの食事、ほとんどのシーンに合うのではと。
どうぞよろしくお願いします。
アルコール度数 : 5.0%
ビアスタイル : ヘレス・ラガー
限定 3375本