自分たちが飲みたい」「この地ならでは」のラガーを追求するプロジェクトの第三弾。
「美山錦」「金紋錦」につづいて、今回は、同じく完全無農薬で、自家製堆肥を最低限つかって自家栽培した「山恵錦」版です。
あえて米の違いがどう影響するかをみるために、今回も、酒米以外は一切変えずにやってみました。
自家栽培のホップ「信州早生」もたっぷりつかったラガーです。
6.0%、IBU25。
今回も、60日以上の超長期熟成を経てのリリースです。
過去2作はおかげさまで大好評。
酒米による違いが、果たしてどこまで出るのか、最初はぼくらも半信半疑のスタートだったのですが、これがなんだかやっぱり違うんです。
ラガーイースト由来のクリーンさの中に、米の甘やかさというかうまみが際立つ味わい。
それでいて、すごくクリーンでドライ、っていう点は共通なのですが、1.01 (美山錦版)が、華やかでありながらも、ちょっと硬質感のある感じだったのに対して、2.01 は、より柔らかくふくらみのある柔らかさを感じました、
で、今回の 3.01 ですが、ぼくらの印象としては、やや美山錦よりかな。
より、ドライで華やかな印象なのですが、やや渋さ・苦さが特徴でもある美山錦とくらべると、より柔らかでナチュラルな飲み味。
美山錦の華やかさと金紋錦の柔らかさがあわさったようか感じです。
ちょっとレモンのようで、ノーブルな印象に、和梨みたいなニュアンスも。
米のニュアンスからなのか、なんだか特に和食と合わせたい気が強くします。
「うちらしいラガー」を究めるために、方向性は間違っていないんじゃないかと、ちょっと自信を深めてます。
これで3回。
でも、次にやってみたいこともまだまだあるので、これからもこのプロジェクトは続いていくのですが、途中経過、お付き合いいただけるとうれしいです。
こちらは、ちょっと小さめの1バッチ分です。
どうぞよろしくお願いします。
アルコール度数:6.0%
ビアスタイル: ライスラガー
限定 2856本